セルフブランドがない状態→ある状態

≪セルフブランドがない状態→ある状態≫


  1. 認識できないものは「存在しない」のと同じ 
  2. あれもこれも伝えると、印象がぼやける
  3. ブランドがあると明確に価値を伝え、ファーストコンタクトで覚えてもらうことができる



の中にはたくさんの情報があります。web上には無数にあります。
世の中にはたくさんの人がいます。web上には想像もつかないほど多くの人たちとリンクすることができます。

これだけ多くの情報、ライバルが存在する現代社会では、
たとえ目の前にいようと、海を隔てて遠く離れていようと、
認識できればすぐそこに「いる」し、認識できなければ「存在しない」のと同じです。


はあなたの事をとにかくたくさん話せば、相手に分かってもらえるでしょうか?
答えは考えるまでもありませんね。

だって聞く方は飽きてしまうでしょ?(笑)

実際、ビジネスの席でも、飲み会や交流会でも、始めて会った相手に話せる事は限られています。

これから1年間同じクラスで共に過ごせる学生時代ならともかく、
私たち社会人はまさに一期一会ですから、一瞬で「またこの人に会いたい!」と思ってもらえないといけません。

あれもこれも話していては余計に印象がぼやけてしまい、記憶に残りません


かしセルフブランドがあれば、はっきりと自分がどういう人間か伝えることが可能です。
ブランドは自らが提供できる価値を、相手にわかりやすく伝えられるからです。

具体的には「自分は○○ができる人間です」と伝えることになるのですが、
この○○に入るのがあなたのコンテンツに形を与えてあげた「パッケージ」です

明確なものというのは、認識しやすく、覚えやすく、何よりクチコミしやすいです。
ブランドがクチコミされやすいのは、その価値が明確だからなのですね。

何が何だか「よくわからない」ものは、クチコミしようがないのです。クチコミは言葉ベースで生まれるものだからです。



≪セルフブランドがない状態→ある状態≫


  1. 認識できないものは「存在しない」のと同じ 
  2. あれもこれも伝えると、印象がぼやける
  3. ブランドがあると明確に価値を伝え、ファーストコンタクトで覚えてもらうことができる



【セルフブランド】自分のコンテンツを打ち出す方法『マグロ式』

≪自分のコンテンツを打ち出す方法『マグロ式』≫


  1. 人の中には複数のコンテンツがある 
  2. コンテンツを細かい要素に分解する
  3. コンセプト(=切り口)を見つける
  4. (サンマのようにまるまる食べる魚と違い)人のコンテンツはマグロのように、一部を切り取って打ち出す必要がある。



<自分のコンテンツをパッケージ化する>  

・パッケージ化できるように、コンテンツとして認識


ブランドを作る為に、まずはパッケージ化が必要です。
http://d.hatena.ne.jp/kagiroi-nishiura/20110201/1296305307

パッケージに落とし込めていないと、それは「ただの人」であり、ブランドではないからです。

なんとなく「オーラ」的なものを感じる、という人はいます。
これはすごいことですが、逆に言うと、

「経験や実力が雰囲気にまで出ているのに、すごさの中身が伝わってこない」

とも言えます。明確にその価値が伝わってこそのブランドであり、
その為のパッケージ化です。

パッケージ化をするには、
「自分が出来ることを、コンテンツとしてはっきり認識すること」
から始めましょう。


<自分のコンテンツを打ち出す方法『マグロ式』> 
・人の中には複数のコンテンツがある 
・コンテンツを細かい要素に分解する
・コンセプト(=切り口)を見つける



自分の中には、個人差はあれ大小様々な複数のコンテンツがあります。

通常、それぞれを組み合わせて使っています。


(例)
デザインセンス×説明能力=プレゼン力

セルフブランディングノウハウ×出版マーケティングノウハウ×企画力×業界内人脈=出版コンサル


自分の中のコンテンツを一度細分化してみましょう。

「プレゼンが得意なのはなぜか?」
「プレゼンというコンテンツはいくつの要素に分解できるのか?」
「自分のプレゼンは特にどの部分が評価されているのか?」
「人より優れている部分はどこなのか?」

いろんな角度から、自分の能力を分析してください。

そうすると

「そうか、自分のプレゼンは感情に訴えるデザインが最大の特徴だったんだ」

というようなことが分かります。

この感情に訴えるデザインが最大の特徴というのが
あなたのコンテンツを打ちだす「コンセプト=切り口」です。

あとはそれを
「本」というパッケージや「セミナー」というパッケージに落とし込むだけです。


私はこれを、よくマグロにたとえて説明します。
マグロはサンマのようにまるまる一匹を食べるのではなく、
その一部を切り出して食べますよね?

中トロとか、赤身とか・・・

人はまるまる飲みこめるような小魚ではなくて、マグロみたいに部位ごとに切り分けて味わう大型魚なんです。

自分のコンテンツをマグロにたとえて、赤身、中トロ、大トロというように
分解してみてください。

「脂身の少ない大トロ」「舌触りのよい赤身」というようなコンセプトで切り出せたら、
ブランド作りは目の前です。

自分のコンテンツをパッケージ化するブランディングノウハウ

≪「人」を「ブランド化」する方法≫


  1. ブランドは形が無いので、パッケージ化する必要がある 
  1. 人は多面的なので、コンテンツ毎に分けてブランディングする



<ブランドを意識してもらう方法>  

・ブランドは形が無いので、パッケージ化する必要がある



詳しくは、以前こちらに書きましたが
http://d.hatena.ne.jp/kagiroi-nishiura/20110127/1296138365

「ブランドは概念なので、形がありません」

ではどうやって、我々はブランドを意識、認識するのでしょう?

正解は「パッケージとして認識する」です。
商品だったり、ロゴだったり、サービスそのものですね。

その為に必要なステップが「パッケージ化」という作業です。

商品のように「私は●●が出来る○○です」と、分かりやすいパッケージに落とし込むのです。

それはサービスだったり、ブログのようなメディアの形をしている事が多いです。

しかし、料理やイラスト、不動産のようなモノに落とし込むことも可能ですし、
一周回って、商品開発される事もあります。

レバレッジ・オーガナイザー(手帳)などは、よい例ですね。




<人をパッケージ化するノウハウ> 
・人は多面的なので、コンテンツ毎に分けてブランディングする



さて、ブランドを認識してもらうにはパッケージ化が必要だという事がわかりました。
しかし、人はすんなりパッケージ化できません。(詳しくは下記参照)
http://d.hatena.ne.jp/kagiroi-nishiura/20110129/1296305307

それは人が多面的で、いくつもの顔を持っているからです。

そこで重要になってくるのが「自分のコンテンツ分析」です。



私の例で恐縮ですが、
西浦という人間は、

経営者として、シビアな面もあるし、関西人として「おもろかったら ええやん?」な面もあります。
仕事では、コンサルもできるし、セミナー講師もできます。
強い分野は出版、セルフブランディング、企画力、タイムマネジメント、webマーケティング、BtoBtoCマーケティングと幅広いです。

けれど、このブログを書いている時の私は

「セルフブランディングコンサルタントとして書いています。


私は「セルフブランディング」というコンテンツを、自分の中の、他のコンテンツから切り分け、
「ブログ」というパッケージに落とし込んでいるのです。

これは同じように

「出版マーケティング」というコンテンツコンサルティング」というパッケージに落とし込んで
有償で提供したりと、コンテンツの種類毎、パッケージの種類毎にいくつでも作る事が出来ます。

どれだけ沢山のコンテンツを持っているか、
どれだけ多くのパッケージに落とし込めるか、

この二つがセルフランディングにおける重要なファクター(要素)なのです

「人」と「商品」の違いは、ブランディングにも決定的な違いを生む

≪「人」と「商品」のセルフブランディングにおける決定的な違い≫

  1. 人は多面体
  2. 複数の自己認識、能力、価値観を持つ



<商品と人の違い>  

・人は多面体



セルフブランディングはあなた、つまり「人」をブランド化させることです。
ここでしてはならないのは、「人」と「商品」のブランド化を混同させてしまうことです。

「商品」には形のあるモノも、ないモノもありますが、いずれも「明確な機能」を持っています。
そしてその機能は原則として常に変化・増減しません。

もちろんバージョンアップや、組み合わせで用途が増えることもあるし、
経年変化で購入時より質が落ちることはあります。

しかしあくまで「商品としての本来の機能」には変化はありません。

ボールは、角度によって、直角になっていたりはしませんよね。
「まるいんだけど、時にシカクいんだよねー、このボール」
って言われたら、少なくとも球技用のボールとしては使えませんからね。


ボールの「まるい」という機能は、明確である必要があります。

ところが人はそう明確には出来ていません。
自分の「機能」をスペックとして明確に表現できる人はいるでしょうか?

人は、同じ人物でも、「違う一面」をたくさん持っているものです。「人は多面体」なのです。

人は見る角度によって全く別の顔を見せるので、商品とは比較にならないほど複雑なのです。

そこが面白いところなのですが・・・


一つの機能に限定するのは至難の業です。


ゲシュタルト(全体性)> 
・複数の自己認識、能力、価値観を持つ



人は一般的に、複数の自己認識を持っています。


「息子としての自分」
「父親としての自分」
「事業主としての自分」
「草野球選手としての自分」
「物静かで知的な組織の一員としての自分」
バカなノリの良い友人たちの一人としての自分」
「日本人としての自分」・・・


立場というか、状況によってころころ変わりますよね。
そして面白いのが自己認識(自分は何者かというイメージ)が変わると、
価値観から能力・行動まで全部変わる
という事です。

友人と一緒の時は、いけないと思いつつも信号無視をしてしまう。
しかし、自分の子供の前ではけして、そんなことはしない。


あるいはプライベートと、仕事中で
頭の回転や、集中力など、能力面も変化しているのを実感されたことがあるはず。


よく
「場所によってあまりにキャラが違いすぎて、本当の自分が分からない」(複数の自己認識間に、価値観の変化が大きいタイプ)とか、逆に
「いつも同じで、特に違うという感じが無い」(複数の自己認識間に、価値観の変化があまりないタイプ)

という方がいらっしゃいますが、これは、
複数の自己認識の総和がその人であり、個々の自己認識の中にその人の本質があるわけではない」から起きることです。

これをゲシュタルト(全体性)といいますが、
この全体性が、セルフブランドにおいて、最も厄介で、重要で、素晴らしい要素なのです。


この自己認識に関するゲシュタルトがある限り、
「人」と「商品」とを同じ方法でブランディングしようとすると、必ず失敗するので、ご注意ください。

セルフブランドとはなにか 〜正しくカテゴリー認識する〜

【セルフブランド設計 第1フェイズ 認識】
セルフブランドとはなにか  〜正しくカテゴリー認識する〜

≪セルフブランドとはなにか≫

  1. 自分や自分のサービスを同カテゴリの他者のそれと区別するための あらゆる概念
  2. あらゆる概念=形のないもの



<ブランドの由来>  

・焼き印  


セルフブランドという言葉が多様されるようになりましたが、
いまいち「結局なんなのか」掴めません。

「ブランド」という言葉の定義が人によってあいまいなので、それも仕方のないことです。

「ブランド」はそもそも「焼き印」の事を指す言葉でした。
自分の家の家畜と、他人の家の家畜を見分けるために、牛などに押した「焼き印」
これがもともとの「ブランド」の始まりです。

ブランドとはAとBの違いを見分けるためのものなのですね。


<ブランドの意味> 
 ・自社の商品やサービスを同カテゴリーの他社のそれと区別するための あらゆる概念
  ・形のないもの

ブランドと言うと、人によってイメージするものが違います。

洋服のブランドだったり、みんなが知っている商品のことだったり…

これからあなたがセルフブランドをつくり、育てていくにあたって、
「イメージがあいまいなもの」をつくることはできないので、
正しく認識する必要があります。

ビジネスにおけるブランドとは
・自社の商品やサービスを同カテゴリーの他社のそれと区別するための あらゆる概念を指す
・(あらゆる概念ということは、つまり)形のないものである



焼き印から派生した、ブランドという言葉は、現在上記のように定義できます。
そして、概念である以上「形のないものなんだ」と認識する必要があります。

もともと「印(焼き印」を示した言葉は、今は概念として発展しました。

ブランドのロゴやデザインは記号としてブランドを示すものであり、
ブランドそのものではないのですね。


さて、
ビジネスにおけるブランドとは
・自社の商品やサービスを同カテゴリーの他社のそれと区別するための あらゆる概念を指す

ということなので、ここに「セルフ(自身)」という言葉をつけ「セルフブランド」とすると

自分や自分のサービスを同カテゴリの他者のそれと区別するための あらゆる概念

となります。


twitterfacebookで、「MTG飽きたなう」など、みんなと同じ発言をしていてはいけないのですね(笑)

セルフブランド時代の到来

セルフブランド時代の到来

<ブランドの時代>  

・「仕事ができる人」時代の終わり  
・「価値を生み出せる人」の時代 

以前は、「仕事ができる人」の活躍する時代がありました。
しかし、今は「仕事が無い時代」です。

失業、就職難、社内失業者などという言葉まで出てきました。

仕事がない=雇用がないわけですが、
それは「仕事(事業そのもの)を生み出せる人がいない」事を表しています。

言われた仕事を、しっかりこなす人間ではなく、
仕事そのものを生み出せる人、
つまり「価値を生み出せる人」を時代は求めています。

我々は「言われたことをこなす、代えのきく人材」ではなく
自分はこんな価値を提供できます!と明確に言える人材」にならなければいけません。

そんな人材のことを
「セルフブランドのある人材」と呼びます。


<個のブランドで勝負できる> 
 ・仕事がない!
 ・ソーシャルメディア電子書籍
 ・ITのIが重要

昔はブランドは組織が持つものでした。
しかし、前述のように、今は組織に仕事がない時代です。

(人件費削減で、一人当たりの忙しさは増えてはいます。
しかしそれは組織全体の仕事の総量が増えたことにはならず、
むしろ減っているところが多いです)

組織にブランド価値がない代わりに、
今は個人にブランド価値を認めることが可能になってきました。

それはソーシャルメディアの発達によるところが大きいです。
以前は、作家やコメンテーターのような、
媒体に関係している人のみが世間に対し「個人」として情報を発信し、
ブランド価値を提供してきました。


しかし、今はブログの登場を皮切りに、
SNStwitterに代表される、ソーシャルメディアの発達により、
誰でも、情報提供が可能になってきました。

今や、某超大手ニュースサイトの責任者が、
「個人の情報提供者が発する情報を、いかに扱っていくかが、今後の課題だ」
と言っているほど(プライベートでした話なので、リソース出せず、申し訳ない)
無視できない存在になってきています。

そして電子書籍の登場で、
個人の発する情報の価値を、直接お金に換えることも
理論上では可能になってきています。

しかしここで重要になるのは、勝間和代さんがおっしゃるように
「ITのIの方」です。

T(テクノロジー)は専門家の皆様の日々の努力で、どんどん発達し、
我々のような素人でも、簡単に使用できるようになっております。

重要なのは発するI(インフォメーション)です。


<出版業界で培ったノウハウ>
 ・戦後から「個のブランド」をプロデュース
 ・2,000冊、40万部のマーケティング実績

私は以前、出版社で 約2000冊以上の書籍のマーケティングを担当し、
販売戦略やブランディング戦略に関するノウハウを習得してきました。

そもそも出版業界というところは、
戦後からずっと「作家」や「タレント」という個人のブランドを、
時に育て、時に潰し、
時に助け、時に助けられてきた業界です。

作家からアイドルまで、あらゆる方々の「ブランド戦略」を目の当たりにしてきました。

出版業界で学んだ
「個人のコンテンツをパッケージ化するノウハウ」と
「個人をブランド化するノウハウ」を中心に、
今後、セルフブランド設計について紹介していきたいと思います。

人は『必ず後悔する』ようにできている【プロスペクト理論】

セミナー講師や、講演をされる方向けに、書籍から、印象に残る「スイッチワード」を紹介します。

今回は、「決断に迷う」事を受け入れやすくなるスイッチワードです。

人は『必ず後悔する』ようにできている
プロスペクト理論

【出典元】

マンガで分かる心療内科 2巻 (ヤングキングコミックス)

マンガで分かる心療内科 2巻 (ヤングキングコミックス)


【概要】
プロスペクト理論
・価値が高くなるほど人間の感じ方はどんどん鈍くなる
・同じ価値の場合『プラスの喜びよりもマイナスの悲しみの方が大きい』
                    ↓

(・『どちらかを選ぶ』というのは『もう一方を失う』ということになる)ので

・人は何かの選択をしたとき『必ず後悔する』ようにできている


【作品内エピソード】
・1万円もらえる と 2万円もらえる とでは後者が嬉しい
・しかし100億円もらえる と 100億1万円もらえる とではほとんど差を感じない
(価値が高くなるほど人間の感じ方はどんどん鈍くなる)
・人間が何かの選択で迷ったとき 基本的に『同じ価値』だから迷う
・明らかに片方の価値の方が高いと分かっていれば迷わない
・後悔したくないなら何も決断しないこと
・でもそうすると「あのときに決断しておけば良かった…」なんて後悔する可能性だってある
・同じ後悔するならとにかく『自分で決めてその方向に進む』方がよっぽどいい