セルフブランド時代の到来

セルフブランド時代の到来

<ブランドの時代>  

・「仕事ができる人」時代の終わり  
・「価値を生み出せる人」の時代 

以前は、「仕事ができる人」の活躍する時代がありました。
しかし、今は「仕事が無い時代」です。

失業、就職難、社内失業者などという言葉まで出てきました。

仕事がない=雇用がないわけですが、
それは「仕事(事業そのもの)を生み出せる人がいない」事を表しています。

言われた仕事を、しっかりこなす人間ではなく、
仕事そのものを生み出せる人、
つまり「価値を生み出せる人」を時代は求めています。

我々は「言われたことをこなす、代えのきく人材」ではなく
自分はこんな価値を提供できます!と明確に言える人材」にならなければいけません。

そんな人材のことを
「セルフブランドのある人材」と呼びます。


<個のブランドで勝負できる> 
 ・仕事がない!
 ・ソーシャルメディア電子書籍
 ・ITのIが重要

昔はブランドは組織が持つものでした。
しかし、前述のように、今は組織に仕事がない時代です。

(人件費削減で、一人当たりの忙しさは増えてはいます。
しかしそれは組織全体の仕事の総量が増えたことにはならず、
むしろ減っているところが多いです)

組織にブランド価値がない代わりに、
今は個人にブランド価値を認めることが可能になってきました。

それはソーシャルメディアの発達によるところが大きいです。
以前は、作家やコメンテーターのような、
媒体に関係している人のみが世間に対し「個人」として情報を発信し、
ブランド価値を提供してきました。


しかし、今はブログの登場を皮切りに、
SNStwitterに代表される、ソーシャルメディアの発達により、
誰でも、情報提供が可能になってきました。

今や、某超大手ニュースサイトの責任者が、
「個人の情報提供者が発する情報を、いかに扱っていくかが、今後の課題だ」
と言っているほど(プライベートでした話なので、リソース出せず、申し訳ない)
無視できない存在になってきています。

そして電子書籍の登場で、
個人の発する情報の価値を、直接お金に換えることも
理論上では可能になってきています。

しかしここで重要になるのは、勝間和代さんがおっしゃるように
「ITのIの方」です。

T(テクノロジー)は専門家の皆様の日々の努力で、どんどん発達し、
我々のような素人でも、簡単に使用できるようになっております。

重要なのは発するI(インフォメーション)です。


<出版業界で培ったノウハウ>
 ・戦後から「個のブランド」をプロデュース
 ・2,000冊、40万部のマーケティング実績

私は以前、出版社で 約2000冊以上の書籍のマーケティングを担当し、
販売戦略やブランディング戦略に関するノウハウを習得してきました。

そもそも出版業界というところは、
戦後からずっと「作家」や「タレント」という個人のブランドを、
時に育て、時に潰し、
時に助け、時に助けられてきた業界です。

作家からアイドルまで、あらゆる方々の「ブランド戦略」を目の当たりにしてきました。

出版業界で学んだ
「個人のコンテンツをパッケージ化するノウハウ」と
「個人をブランド化するノウハウ」を中心に、
今後、セルフブランド設計について紹介していきたいと思います。