出版情報サイト「出版TIMES」開設しました!

当ブログへお越しいただきありがとうございます。
もう2010年からこのブログは更新が止まっていたのですが、2016年の11月より本格的なブログメディアを開設しました。
出版に関する情報をお届けする「出版TIMES」です。

ぜひそちらもご覧いただけますと幸いです。

よろしくお願いします。

ブランドと呼ばれる人は「人によって態度を変えない」


以前、ある著者と話していて、ちょっと面白い話を聞いたので、ご紹介します。



壁に耳あり、障子に目あり

私のクライアントの中に「ペンネーム」で本を書かれている方がいます。
著者の中にはこの「ペンネーム」で活動されている方もけっこう多いのです。

そのクライアントが、facebookを「ペンネーム」と「本名」両方で登録されているのですが、(つまり別アカウントで登録)
やはりというか「ペンネーム」の方が好対応をされる事が多いようです。


ある日「本名」の方で「ちょっと話してみたいな」と思った方にメッセージを送ったところ、中々返事をもらえなかったのですが、
逆に「ペンネーム」のアカウントの方には、その会ってみたいと思っている方から「ガンガンにメッセージが着ていた」そうです(笑)

クライアントは心の広い方なので、それで気分を害されていたわけではないのですが、
人によってはあまり良い印象を受けないだろうなぁと思いましたね。



態度を変えすぎない


憧れの人だったり、自分にとって利益をもたらす人に対して、手厚い対応や丁寧な対応をするのはわかりますし、それ自体は悪い事ではないです。
問題なのはそれ以外の方に、ぞんざいな態度をとる事です。

今回のように実は、同一人物だったというケースはあまりないでしょうが、
人によってあからさまに対応が違うなど、イメージに合わない瞬間を見ると、
やはり裏というか底を見た気がして、ブランドを目指す人にとっては致命傷となりかねません。

きちんと意識しないといけないのは、ボトム層への対応です。
いつも他人に見られているくらいの覚悟でおりましょう。



きめ細やかな対応

セルフブランドを構築する皆さんは、ブログやセミナーなど人に接する機会が多いと思います。
ここで大切なのは、「具体的な、きめ細やかな対応」です。

ブログの更新を続けていると、コメントを頂戴できるようになります。
それに一つ一つ対応できるか?


facebookでのいいね!に対して「ありがとうございます」コメントを返せるか?
facebookのコメントについて「いいね!」を返しているか?


セミナーの案内を出して、断られた方に「セミナーのご報告」をお送りしているか?


一つ一つ挙げていくと、自分としても耳が痛いですが、きっちり応えていきましょう。
これがブランドの育成の大切なステップです。

星野有香さんのfacebookセミナーまとめ

先日、70,000人以上のtwitterフォロワーと、facebookページで6000以上のいいね!を持つ
星野有香さんのセミナーに参加してきました。

勉強になる内容満載なので、まとめ&一部抜粋でご紹介します。



ソーシャルメディアの違い

  • ブログ よそ見をさせないメディア。滞在時間が長い。
  • twitter 情報収集と個人ブランディング
  • facebook リアルをつなぐ、ファンの囲い込み。


深い関係の方がビジネスには有効。
facebookは際限なく「お友達」を増やすのではなく、リアル友達の友達までにする。
友達の友達をファンにできるよう、コメントなどコミュニケーションを目指す。


facebook6カ条

個人ページに関して

  1. 個人ページはリアル友人か、友人の友人までがベスト
  2. @〇〇〇でフレンドにタグ付けする(〇〇〇に相手の名前を入力すると、相手のウォールにも表示される)
  3. イベント事や、思い出のある画像はアルバムにたくさん掲載
  4. フレンドには積極的にアクションを!
  5. 自分の告知や集客目的のみの情報発信ばかりしない
  6. プロフィールはできるだけ細かく!(出身地や卒業校など)


facebookページに関して

  1. twitterを連動させない→不在感まる出し。コメントを返さないのも×。ファンは「なかの人」と絡みたいもの
  2. クロスメディアで認知度アップ!
  3. イベントなどはまめに写真をUP。アルバムにたくさん掲載。
  4. ファンからのアクションへの対応はすばやくこまめに!
  5. ページに集まる人のニーズにあう情報を多く掲載する!→自社商品ばっかりウォールに投げないこと
  6. 「いいね!」を目標にしない。大切なのはインタラクション

 →ページの右側にあるインサイトをチェックすること


心開く前に、パンフレットを開かない

ソーシャルメディアはあくまでも「ツール」。リアルでの「印象」や「繋心力」がカギ。
心の前に、パンフレットを開くようなことはしない。
自分がして欲しい事をまず、相手にしてあげる事。

即効性はなく、継続こそ力なり。



この「心の前に、パンフレットを開くな!」というのが全てを言い表していて、非常に秀逸でした!
ちなみにホシユカさんは同い年の、同じ関西人なので、セミナー中の表現も
(本人は気付いていないようでしたが)関西弁が混じっていて、個人的にツボでした(笑)

セルフブランディング酔いに気をつけろ!

先日のセルフブランディングセミナーで「肩書に造語は使うな!」という話をしました。


意識しすぎて「イタいセルフブランディング」になっている人の話でも触れましたが、
セルフブランディング陥りがちなミスが「自己満足」なんです。


キーワードを作る


セルフブランドを構築する為に、自分の価値を明確に表現する「キーワード」をつくります。
キーワードなので、一言でその人の強みを言い表せればそれでOKです。
多くは「肩書」として自分の名前の頭につける人が多いですね。

「キャリア戦略コンサルタント」や「エグゼクティブ英語トレーナー」など、だいたい仕事内容や、
提供価値を一言で表現できるものです。




良くわからない名前をつけない

このキーワードを考える時に意外と多いのが「え?何それ?」というものです。
過去にもらった名刺の中にもいろいろあるのですが・・・たとえば、などと具体例を書くと怒られますね(笑)

今、思いつきで書くと「笑顔プロデューサー」とか「ビジュアライズカウンセラー」みたいな
「え?それ何する人?」というものです。


キーワードはその人の価値を明確にする必要があるので、「何それ?」と思われるモノは使うべきではないです。



自分に酔わない

こんな変な肩書をつけてしまう理由として「人と同じものをつけたくない」という思いがあります。
実際、差別化も大事な要素なので、全く同じ肩書ではうまくないですね。

だからと一生懸命考えて、凝った肩書をつけて、結局意味がわからなくなってしまったら、本末転倒ですよね。
それは「新しい」のではなく「意味がわからない」だけです。

そこで私がお勧めしているのが「普通の肩書に、形容詞をつける方法」です。

私であれば「出版プロデューサー」を残し
「平積み率90%」や「増刷を仕組み化する」といった形容詞を足すということですね。

「出版ブランドマーケッター」や「〇〇パブリッシングエージェント」などと、
良くわからない名前で名刺を作っても「うわぁ、がんばっちゃったんだなぁ…」と思われるのがオチです。

独立したてのころは自分もそうだったんですけどね(笑)


皆さんは私のように、セルフブランディング酔いをなされませんように。

学生向けのセルフブランド(セミナー抜粋)

先日、学生さん向けにセルフブランドの話をする機会がありました。
通常、作家さんのような個人事業主や中小企業の経営者向けの内容なので、
「実績」や「ビジネスモデル」の話をしないで説明するのに苦労しました。

けれど、おかげでシンプルに、簡単なセルフブランドの始め方をまとめられたと思います。


信頼を集める!


セルフブランドというのは信頼の集合です。
バファリンの半分が優しさでできているように、セルフブランドの半分は「信頼」でできています。

ある分野について、あなたを信頼してもいいよと証明することに他なりません。
本の出版、クチコミ、見た目、実績、資格など、いろんな「信頼」が証明してくれるのです。



得意分野を明確にしよう


セルフブランドの半分は「信頼」です。では残りの半分はなんでしょう?

答えは「明確な存在価値」です。

世の中にどのように認識されるのか?
「その他大勢」に入ってしまうか、「〇〇のすごい人」と思ってもらえるか。

セルフブランドは存在価値が明確な人が信頼を得ることで、作られるのです。


自分の軸を持つ

しかし学生や、新社会人のようなルーキーは、原則として実績を持っていません。
(中には18歳で構成作家になった秋元康さんや、女子大生パリコレモデルの遠藤さんなど例外もいますが)

その場合はまず、「自分の軸」をはっきりさせることから始めましょう。
「軸」がブレているのに存在価値を明確にはできませんからね。

別に難しい事ではありません。
赤と青ではどちらが好きか?それをはっきりさせて、周りに伝えればいいのです。

仮にあなたが青が好きと主張すれば、同じく青が好きな人が集まり、逆に赤が好きな人はあなたを遠ざけるでしょう。
これを「敵をつくる」といいます。しかし同時に「味方をつくる」ことにもなります。

気付けばあなたは青いコミュニティを形成するリーダーになっているでしょう。


嘘をつかない

ここで重要なのは「一度、青が好きと宣言したら、簡単に変えてはいけない」ということです。
コロコロと軸が変わっていく人は、いつもどこにいるかわからず、周りがついていけなくなるのです。

いつも一定の軸を持っていることが信頼となっていきます。


ただ「絶対に変えてはいけない」わけではありません。

以前の私は「夢は語らない派」でした。
自分にとって夢は実現するべき「計画」であり「企画」なので、語るモノではなかったのです。

「夢を語る」という言葉に酔っている人はみんな「さぶいなー」と思っていました。
その結果同じような考え方の人たちが集まってきました。

ところが今は、私は「夢は語る派」です。
今も自分にとって夢は実現するべき「計画」であり「企画」ですが、
協力者、情報、資源を集めるのに日頃から情報発信しておいた方が、早いからです。

「ちょっとさぶいなー」と思いながらも、今は語っています。
「夢語るとかめっちゃ嫌いやわー(笑)」などと照れながらですが。


軸は永遠に変えてはいけないものではありません
ちゃんと真剣に考えた結果なら変えても構わないのです。

ただコロコロ変えるのはあまり良くないので気をつけましょう。

Linked in 日本版が年内開始?

Linked in日本語化?

【Linked in】が日本語化するらしいです。

SNSの中でもかなりビジネスユースというか、セルフブランディング向きのものなのですが、
今までは日本語版がないということもあり、実はIDだけ取得してほったらかしでした(汗)。

多くの使い方として、
「どこの会社の誰にコンタクトするか」「こういう人を探してるが自分のネットワークにいるか」といった
仕事に直結した人探しにもっぱら使われている。



実際、私にこのサービスを紹介してくれたのはヘッドハンターさんでしたし、
自分についても出版のプロフェッショナルとして招待された記憶があります。


業種や職種毎のプロフェッショナルを探したり、マスコミ関係者が雑誌の取材先を探すのに良いかもしれません。

facebooktwittermixiなど、今までのソーシャルメディアが「友達」的なネットワークであったのに比べ、
Linked inはデザインも本格的、ビジネス的なイメージですし、人のリンクもプロフェッショナル仕様です。(印象として)


なので、本来のセルフブランディングに最も向いているかもしれません。




結局何をやればいいの?

ソーシャルメディアが次から次へと台頭してきて「で、結局何をやりゃあいいんですか?」状態ですよね?

よくクライアントにも聞かれるのですが、ベストは「全部やってください」です(笑)



やっぱりメディア毎に特徴はあるので、コンバージョン(成果)を明確にして選ぶべきです。
そう考えると、それぞれ連携して使う事ができるので、結局「全部」になるんですけどね(笑)



ちなみにですが、自分はブログを中心としつつ、
mixiはケータイ(非スマートフォン)ユーザー&昔からのプライベートな友人向け
facebookは キャンペーン毎のランディングページ&いいね!による拡散
twitterは 専門情報のツイートに限ることで、情報感度(専門度)の高い人の発見(フォロワー化)

というような使い分けをしています。ご参考までに…

facebook、twitterは本気8割、息抜き2割でセルフブランディング

セルフブランディングソーシャルメディア
こんなイメージが強いからか、とりあえずSNSを入り口としてセルフブランディングを始める人が多いです。


しかし、ちゃんとセルフブランディングの設計をせずに、ソーシャルメディアを始めるので、
かなり多くの人がある間違いをしています。


セルフブランド・フィルタを作る

twitterでどうブランディングすればいいか掴めないうちに、いつの間にかfacebookが流行ってるし、これ以上乗り遅れるのはいやだ。
しかし、とりあえずtwitterfacebookをしてみたものの、何を発言すればいいのかわからない。

でもせっかくやってるんだし、とりあえず、何か発言しよう。
面白いツイートの拡散とか、今日見た映画の感想…


これがよくある、セルフブランディング初心者にありがちなミスです。

つまり「タイムラインに流す情報の選定ミス」ですね。
これはボディブローのように後ほどダメージになりますので、早急な対応が必要です。


タイムラインに何を、どのように流すべきか?このセルフブランド・フィルタを自分の中で作りましょう。



どうでもいいネタばかりだと、表示されなくなる!?

なぜセルフブランド・フィルタが必要なのでしょう?
一つは「自分の提供価値とターゲットを明確にする為」です。

本のことも、ラーメンのことも、映画の事もランダムでタイムライン上に流れている場合、
たとえば映画の情報が欲しい人からすると、本とラーメンは「ノイズ」でしかない。

ノイズ」を発している限り、ファンがつきにくいので、フィルタをかけるべきです。

というのがこれまでの理由でした。

しかし、ここにきてもう一つ理由ができたようです。
それはfacebookの「ハイライト」機能です。


Twitterでいうタイムラインにあたる「ニュースフィード」は、通常「ハイライト」表示になっている。
これは、友人の更新履歴の中から重要と思われるものがピックアップされて表示される仕組みだ。
つまり、コミュニケーションがない相手の情報はだんだん表示されなくなってくるというわけだ。

―中略―

セルフブランディングを目的にするなら、基本的に得意分野に関する内容の投稿に限定する方がいい。
あまり投稿がスルーされるようだと、その人のニュースフィードに投稿が表示されなくなってしまう。
Twitterのように「おはよう」「お休みなさい」といった投稿は避けた方がいい。




Facebookでセルフブランディングして小遣いを稼ぐ技という記事からの引用なのですが、
既にfacebook側でノイズ対策をとっているようです。
いいね!やコメントをもらえない情報は表示されにくくなります。

こうなると、どれだけ「お友達」や「フォロワー」を増やしても、ノイズを発し続ける限り全くの無意味です!!!

急いで、自分のノイズを消すために「セルフブランド・フィルタ」を明確にしましょう。


本気8割、息抜き2割がちょうどいい

ではどれくらいのフィルタがちょうどよいのでしょう?
結論から言うと「本気8割、息抜き2割」くらいがバランスの良いフィルタです。


本当に専門分野や、価値のある情報にばかり偏ると、bot化してしまいます。
情報を受け取る側としては「人間らしい」情報を受け取るとぐっと距離が近くなります。

その人の「パーソナリティ」を伝えることも「セルフブランディング」について重要なことです。

全体の1〜2割くらいで、プライベートな息抜き情報を発していきましょう。