ネットでセルフブランドを売り出す、3つの基本

セルフブランドに限らず、ビジネスにおいて最も重要な要素の一つが「販売」です。

特にセルフブランド≒個人事業主というケースが多いため、
販売や、マーケティングを経験してこなかった人はここで挫折することも多いようです。

そんな方に向けて売れるネットショップの法則6という記事をご紹介します。


私たちも「アリとキリギリス」のアリ

なぜ、セルフブランドのブログでネットショップの記事を取り上げたかと言うと、
記事の中でこんな事が書かれていたからです。

すぐに売上が伸びる有名ブランドタイプと違い、オリジナルタイプは人並みに売れるまでにかなり時間がかかる。
一方、前者は価格競争が激しくなればすぐに苦しくなるが、後者は尻上がりに売上が伸びる。
童話の「アリとキリギリス」によく似た構図だと言える。


たしかにネット上には圧倒的に「無名ブランド」が多い。
ブランド自身も、商品も共に認知度が低く、有名ブランドに比べて圧倒的不利な状況で始めなければならない。

しかし、「他人と同じものを仕入れて売る」営業代行と違い、
セルフブランドは売れ始めると、オリジナルであるため価格競争も無縁。

この状況は「セルフブランドの設計」を終えたばかりのクライアントに、非常によく似ているなと思ったのです。

「なんでお前の商品(コンサル・セミナーなどサービスも含む)を買わなきゃいけないんだ?他にも有名なのがあるじゃん」

という状況で自分のブランドを育成していくのに、ネットショップの戦略は非常に役立つのです。
ネットでの「アリの戦略」見ていきましょう。



書くべきことは既に準備できているハズ


記事によると、商品のアピールポイントをまとめた「縦長商品ページ」を作り込むところから始めるようです。
以下は引用(一部省略しています)です。

まず、商品のアピールポイントをまとめた「縦長商品ページ」を作り込む必要がある。
作り手・売り手にはごく当たり前の話でも、客観的に見れば十分魅力的な要素というのはいくらでもあるので、一度じっくり商品のウリを探してみてほしい。

そしてできれば「買うべき理由」も提示したい。
単なる商品スペックの紹介ではなく、生活の中でどう活きるかまで踏み込んで案内したい。


商品ページができたら、次に商品ラインナップを考えよう
このタイプの店で王道のパターンは、まず小量かつ低価格の「お試し商品」を用意するケースが多い。
お試し品をまず案内し、メルマガで呼びかけて本商品へと誘導する流れ。
集客に投資をするのは、この流れを確立してからにしよう。

また、商品だけでなく売り手自身の自己紹介も、信用を高めるために必要だ。



つまりは売れる理由を、徹底的にユーザー目線で書くということです。
ここで役立つのが、このブログや、私のセミナー・コンサルで、口をすっぱくして言っている「強み」と「実績」です。

強み」はまさに「この商品を買うべき理由」ですし、
実績」の一つ一つは「単なるスペックの紹介ではない、実例」として使うことができます。

場合によってはエピソードもうまく絡めた方がいいでしょう。

売り手自身の自己紹介」としては「エピソード」「パーソナリティ」が役立ちます。
しかもその自己紹介が、「実績」「強み」と連動するよう設計されているのですから、
セルフブランド育成について、まさにぴったりの施策です。


お試し→本商品の流れを作る前に

さて先ほどの引用文のラスト3〜4行位をもう一度見てみましょう。

このタイプの店で王道のパターンは、まず小量かつ低価格の「お試し商品」を用意するケースが多い。
お試し品をまず案内し、メルマガで呼びかけて本商品へと誘導する流れ。
集客に投資をするのは、この流れを確立してからにしよう。


はい、ここで述べられている「本商品へと誘導する流れ」ですが、いわゆる「漏斗の型」というやつです。
いわゆるビジネスモデルを作る際の基本で、ほとんどのコンテンツビジネスがこの型の応用でできています。

ここで、ブログ読者の方にコツをそっとお教えすると、
「本商品=バックエンド」はあなたが妥当だと思っている2倍くらいの価格で設計した方が良い。

ということです。

なぜかというとほぼ全ての方が、
初めて商品を世に出す時は、適正価格を比較的低く設定しまう」傾向にあるからです。

逆に「これくらい売れるだろう」と思っている数の半分位しか売れません。
なぜかというと、今まで売ったことがない商品ですからね、どうしても希望的観測でそこそこ売れると思っているのです。

「ちょっと高いかな」くらいの価格にして流れを設計してみてください。
価格設定が最も重要かつ、難しい要素ですから。

個人ベースのビジネスですと「価格を下げてたくさん売る」より
「価格を上げて、それに見合うように中身を充実させる」方が労力がかからないものです。