ランキング1位になってるようじゃ甘い時代?
【ブランドは『あえて露出を控える時期』を見極めなければならない】
某・超有名作家さんのブランド戦略について、とある話を耳にしました。
それは「あえて1位をとらない戦略」です。
マーケターの皆さんがご存知の通り「ランキングで1位を取る」は、
ブランディングにおいて非常に重要な目標点の一つです。
当然1位とそれ以外では記憶の残り方も違うし、告知力も違います。
「日本で一番高い山はみんな知ってるけど、2位の山は誰も知らない」てやつですね。
しかし1位を取るということは、
「本来のターゲット以外も購入する事になるので、
満足できない人が増える」
ということでもあります。
「大切なのは、お客様に不満を出させない事」
だと考えれば確かにそうですよね。
これは企業でも同じで、元SONYの広報担当さん曰く、
「いかに、ふさわしくない媒体に露出しないか」が
SONY広報時代の仕事だったそうです。
自分や、自社の商品が業界のどのポジションにいるかで、
ブランディング戦略は大きく変わります。
ブランドは、描くゴールと、現状との位置関係から、
露出する時期と、あえて露出を控える時期を、
見極めなければならない。
「最近あの人見ないねー」と言われる人は、ひょっとしたら「あがり」になったのかもしれません。