売れる本の7つの条件


いい本が「売れない世の中」で売れる本の条件


先日、

「どんな本が売れるのか教えてほしい」というメッセージをいただきました。

ありがとうございます!

今日は、その質問にお答えしたいと思います。


【どんな本が売れるのか?】

シンプルな質問ですが、本質的な問いであり、

はっきり言って、めちゃめちゃ答えるのが難しいですね…


厳密に言えば、本のジャンルによって「売れる本の条件」というのは変わってきます。

たとえばアイドルの写真集なら「ファースト写真集」や「初水着写真集」といった条件、

特典として「生写真がついてくる」といった条件があると、

売れる可能性は高くなるのですが、


別ジャンル、例えばビジネス書ではあまり関係ない条件です。
(ビジネス作家の生写真なんか欲しくないですもんね・笑)


【売れる本の7つの条件】

本は商品ごとに、売り方のポイントが変わってくるのですが、

ジャンルに関わらず、

全ての本に必要になる「根源的な条件」ってなんでしょうか?

多少乱暴ですが、7つに集約して、条件を挙げてみました。


一、太いニーズを満たしている
一、目新しいコンセプトがある
一、タイトル・装丁・構成が良い
一、著者が強いブランド力を有している
一、マーケティング戦略・戦術がある
一、書店・販売会社・出版社が売る気になってくれている
一、マスコミ等の露出がある

つまり
「そもそも読者のニーズは捉えられているのか?」
「その上で今までの本との違い、オリジナリティがあるのか?」
「店頭でパッと見て、手に取ったときに目を引くものはあるか?」
「著者にその本を書くのにふさわしい実績があるか?もしくは既にファンがついているか?」
「売るための戦略はしっかり練られたか?ベストセラーになるまでのストーリーをイメージできているのか?」
「販売関係者にその本を応援してもらえるよう、心配りはしたか?」
「映画化、TV出演、新聞書評など、より多くターゲットの目に触れる機会はあるか?」

という質問すべてにYES!と答えられたら、ほぼ間違いなく売れると思います。

とはいえ、どこまでやっても「まだ何か足りないんじゃないか?」という不安は消えないものですが・・・


【いい本なのか、売れる本なのか】

上の条件に

「読み応えのある中身」という項目が入っていませんが、

これは前提条件だと思うので、あえて外してあります。


「いい本」が売れない世の中だからこそ

「売れる本」の条件が求められているのかと思っています。


しかし「いい本」の条件も、そもそも人によって違うので、難しい問題ですけれど…