名前で仕事をさせていただける事

以前、出版社に勤めていた頃の話。


用事があって書店さんに電話をすると

「○○の西浦です、△△さんいらっしゃいますか?」

とお伝えします。

いわゆる超大手出版社だったこともあり、やっぱり通りは良かった。


最近「かぎろい出版マーケティングの西浦です」とお電話すると、

「すいません、もういちど御社のお名前を頂戴できますでしょうか?」

と、聞き返されます。



しょうがないよ、マイナーだし、一瞬よくわからない会社名だし。



その後、売り場に繋いでいただくと、

「西浦さんでしょ?お名前ですぐわかりましたよ」と

言って頂ける。



独立前に「会社の看板を外したら、相手にしてもらえない」と聞いていました。

実際、そういうケースもあります。


でも、書店の現場の方々は「西浦」の名前で接してくださいます。



こんな嬉しい事は、なかなか味わえないんじゃないかと、ふと思いました。



そして、名前が「佐藤」さんのように、

比較的多い苗字でなくて良かったと思いました(笑)